国連世界食糧計画事務局長のデビッド・M・ビーズリー[David M. Beasley]は、最近、世界の食糧の見通しについて、「第二次世界大戦以来、これほどの前例はない」と断言した。

ロシアは最大の穀物輸出国である。制裁によって穀物輸出が妨げられた今、問題は、ロシアの穀物輸出に大きく依存してきた北アフリカや近東はどうするのか、ということである。食料価格は大幅に上昇するであろう。

飼料用穀物、肥料、エネルギーをロシア、ベラルーシ、ウクライナに大きく依存しているEUでは、制裁によって、Covidが引き起こす食糧不足が劇的に悪化している。EUは、愚かなグリーンアジェンダを口実に、イタリア政府が農家への国家補助を制限するEU規則を無視することを禁じている。
ドイツの肥料会社はすでに閉鎖している。ロシアのガスがなければ、ガスから肥料を作るので、もしロシアのガスが手に入らなければ、その肥料を作ることができないからである。だから、世界の肥料の値段はどんどん上がっているのである。

南米の主要な食糧生産国、特にアルゼンチンやパラグアイは、周期的なラニーニャ現象の太平洋異常による深刻な干ばつで、作物が不作に陥っている。ベラルーシとロシアの肥料に対する制裁は、ブラジルの作物を脅かしており、海上輸送のボトルネックによって悪化しています。

中国は、2021年の大雨のため、今年の冬小麦の収穫が史上最悪になる可能性があると発表したばかりだ。また、中国共産党は農民に非農耕地での栽培を拡大させるために厳しい措置を取っているが、その効果はほとんど報告されていない。チャイナウォッチャーのエリック・マーツ[Erik Mertz]のレポートによると、「中国の吉林省、黒龍江省、遼寧省では、農家の3人に1人が、春の最適な時期に作付けを始めるための十分な種子と肥料の供給を受けていないと当局が報告している・・・これらの地域の関係者によると、海外から中国に輸入された種子と肥料が上海沖の貨物船の中で待機しており、行き詰まっています。」
アフリカもまた、米国が課した制裁と戦争によって、ロシアとウクライナからの食糧と肥料の輸出が停止され、深刻な影響を受けている。アフリカの35カ国はロシアとウクライナから食料を調達している。アフリカの22カ国はそこから肥料を輸入している。価格が高騰し、供給が崩壊しているため、代替手段が深刻に不足している。飢饉が予測されている。

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